北野映画、見に行ってきましたよ。八尾Arioに。遠いよ、八尾Ario。MOVIXは二十日が映画の日で今日は終日千円なの。

これを逃す手はない、と旦那様を運転手に雇って行ってきました。一番遅い上映回で観たので人もまばら。

いや~個人的には良かった。私「Brother」が結構好きなんだけど、キタノ映画らしい静な感じはない映画。役者さん達はっちゃけてよく展開してるんだけど話に途中もたつきはあったかなぁ。
でもそれ差し引いても好きよ。椎名桔平は前から常々Vシネマ出てくれないかなぁ、絶対似合うと思っていたんだけど、やっぱり似合ってた。かっくいー。
加瀬亮も下馬評通り新境地開拓だね、すんばらしい。


冷静に考えたらさ、日本のヤクザがこんな武器使って派手にドンパチやらねえだろ、とか4課にこんなしょぼくれた刑事いないとか、昨今指なんか詰めないとか、内部抗争なんか今のヤクザがやったら母体ごと消滅の危機じゃないかとかいっぱい突っ込みどころはあるけど、そんなん一緒に無視して「どっひゃ~!」て楽しむんがこの映画の楽しみ方やと思う。

これは暴力映画に化粧をしたコメディでもあるね(^^)
なんか殺され方がいちいち凝ってて良かったなぁ~。椎名桔平のが無駄に手が掛かってて好きだ。彼女もやんならそこで一緒にでええやんか。その一手間がええんか、ええのんか。

泥臭い生々しい暴力なら深作欣二、人の生き死にをもっとあっけらかんと笑ってしまう罪の意識の薄い軽薄でシニカルな暴力ならガイ・リッチーの方が上手く描いているけど、この「アウトレイジ」をわらう悪趣味さはなかなか他にない感覚で新鮮だ。

痛いし酷いしとんでもないんだ、みんな。
一人づつは大して恫喝しても怖くないんだけど、やることがね、恐ろしいね。
ちなみに本物(下っ端チンピラだけど)に恫喝されてもそこまで怖いわけじゃない。見た目でもそんなにガッツンガツンな風体の人いないし。大体他県民からしたら南河内の人間みんなヤクザみたいな喋りやしなぁ。
普通の一般人の変な人より舌を巻いてしゃべるなぁって印象だなー。病院の受付してた時にね、さる組のお偉方さんがかかりつけにしてはった為に、ようおりました(-_-;)
大勢に取り囲まれて怖いのは高校生の集団とかでも一緒だからなぁ。おばちゃんになってからは若者コワイ(:_;)

まぁそこらも映画としては「このヤクザ達怖くない」なんでしょうけど、妙にリアルに思いましたょ。

うんうん、やっぱ個人的には好き~。
暴力シーンはスプラッタの域に入っているので苦手な人には辛いかもね~。

「シーサイドモーテル」すでに一日一回か~。もうすぐ上映終わりそうだよね。観にいかないかんやろか、水曜日・・・(-_-;)